ウイルス性結膜炎(はやり目)

感染力の強い 結膜炎

1日、2日の経過で、両目が真っ赤に充血し、大量のめやにが出ます。急激に強い炎症を起こすので、まぶたが腫れあがります。普通とは違う急性の経過、重い症状に驚きます。急性のウイルス感染症です。ウイルスは、まわりの人に感染する力が強く、はやり目と呼ばれます。

はやり目

感染経路と予防法

目に直接ウイルスが飛び込むわけではなく、手についたウイルスを自分の目につけることにより感染します。日ごろから、こまめに手洗いをすることが最大の予防です。近くに結膜炎の人がいたら、注意しましょう。また、プールも感染場所として注意する必要があります。考え方としては、インフルエンザと同じです。感染しないこと。また、自分が感染したら、家族や他人に感染させないことです。感染力の強いウイルス疾患ですので、保育園や幼稚園からは、医師の許可があるまで登校しないように指示されます。介護の仕事をするスタッフも同様です。

急にまぶたが腫れ上がる その理由

結膜は、眼球の表面(しろめ)、まぶたの裏に存在します。上まぶた、下まぶたの裏では、結膜は袋の形になっています。ここにウイルスが溜まって、増殖すると、まっ赤に腫れます。その結果、まぶたは腫れ上がります。

はやり目の結膜
結膜は、まぶたの裏に折りたたまれる袋になっています。(赤く色をつけた部分です。)
はやり目の結膜
はやり目では、結膜がまっ赤に腫れ上がり、まぶたも赤く腫れあがります。

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