まつ毛が目に当たってチクチク痛い
上のまぶたも、下のまぶたも、まぶたの縁からやや離れた部位に、まつ毛が列を揃えて前を向いて生えているのが正常の姿です。しかし、一部のまつ毛が違う向きに生えて、内側に向かうものがあります。また、まつ毛の生え際は、まぶたの縁からほぼ等しい距離に並んでいるものですが、これが、列から離れて、まぶたの縁に近い部位から生えるものがあります。この二つのことにより、伸びたまつ毛が角膜・結膜に当たる場合があります。また、加齢により、まぶたの縁は緩んで、内向きになり、まつ毛が当たりやすくなります。
痛いのを放置していると
まばたきのたびに、まつ毛が角膜表面をこするので、痛みを感じます。 処置をしないで放置していても、良くはなりません。だけではなく、ときには、角膜表面に傷をつけたり、そこから感染を起こすことがあります。眼科の顕微鏡で見ると、すぐに分かります。
眼科での処置
間違った向きに生えるまつ毛が多数でなければ、 誤った向きに伸びたまつ毛を数本抜くことで、原因は解決し、症状は無くなります。しかしながら、髪と同じように、まつ毛も伸びますので、定期的に受診されることを お勧めします。
手術を選択することもあります
多数の場合には、まつげ抜去では対処できません。そのような場合には、まぶたの手術をお勧めすることがあります。