目薬 には 防腐剤が入っています

目薬には 欲しくない成分も入っていることがあります

医療機関で処方する点眼薬(目薬)には、開封してから後の数週間、容器内部で細菌が増殖しないように、あらかじめ少量の防腐剤が入っているのが普通です。(抗生剤の点眼薬には、抗生剤そのものが細菌を抑えるため、防腐剤は入っていません。)ベンザルコニウム塩化物という薬品が、通常用いられます。ところが、人によっては、この防腐剤が角膜、結膜を傷める場合があります。新しい点眼薬を使用するようになってから、目が赤く充血するようになったり、ごろごろ痛みを感じるときには、防腐剤の害を考えて、点眼薬を休薬したり、変更して対処します。
防腐剤による害を減らすべく、新しく開発される点眼薬はベンザルコニウム塩化物以外の防腐剤を使用するようになり、また、従来ベンザルコニウム塩化物を添加していたものが他の薬品に切り替えられ、点眼薬は、より眼にやさしい時代に変わってきています。
さらに、容器内部にフィルターを装着して、防腐剤そのものを使用しない製品も出てきています。

おかず(惣菜)を購入して、容器の裏側を見てみると、原材料名が細かく記載されています。じゃが芋、玉ネギ、鶏肉、砂糖、しょうゆ、などに続いて、増粘剤、トレハロース、安定剤、pH調整剤、酸化防止剤、着色料などが書かれています。ちょうど同じように、点眼剤の組成表記には、有効成分に続いて、濃グリセリン、カルボキシルビニルポリマー、エデト酸ナトリウム水和物、ベンザルコニウム塩化物、等張化剤、pH調整剤などが書かれています。